外サク中とろ!極厚濃厚なチャンククッキー熱狂の裏側と黄金比率
この熱狂の震源地を辿ると、ニューヨークのアッパーウェストサイドに佇む小さな店、ルヴァン・ベーカリーに行き当たる。創業者がトライアスロンのトレーニング中にエネルギー補給として生み出したとされるその塊は、一般的なクッキーの常識を遥かに超える約170グラムという巨体だった。
スコーンとケーキの境界線を曖昧にしたような極厚のフォルム。粗く砕かれた大ぶりのナッツと、惜しみなく投入されたチョコレートの塊。このアメリカンベイク特有の大胆さは、長年フランス風の端正な焼き菓子を至高としてきた洋菓子界に強烈なカウンターパンチを浴びせた。いまや東京のストリートでも、手のひらから溢れんばかりのサイズ感で勝負する専門店が次々と名乗りを上げている。