維新の聖地・山口県萩市をゆく!世界遺産と秘められた穴場巡り
「一楽二萩三唐津」と称され、茶人に愛され続けてきた萩焼。その特徴は、使い込むほどに茶渋が浸透して表情が変わる「萩の七化け」にある。現地を訪れて職人の窯元を訪ねると、素朴な土の質感を生かした伝統的な茶器だけでなく、現代の暮らしに馴染むモダンな器づくりへの挑戦が目につく。
若い世代の陶芸家たちは、淡いブルーやマットな質感の新色を取り入れ、普段使いのマグカップや皿を制作している。地域に根ざす観光・伝統工芸産業として、新しい息吹を取り入れながら発展を続ける姿が頼もしい。
手に取ると驚くほど軽やかで、手のひらにすっと馴染む温もりがある。窯元で作家と言葉を交わしながら自分だけのお気に入りを選ぶ時間は、旅の何よりの贅沢だ。