心臓・脳の重篤疾患を救う!国立循環器病センター先端医療の真価
従来、心臓を診る循環器内科学と脳を診る脳神経外科学は、異なる診療体系として機能することが一般的だった。しかし、心房細動による心原性脳塞栓症のように、心臓と脳は密接に関連している。この二大領域の壁を取り払い、同一の手術室で同時に治療を行うハイブリッド手術が日常的に行われている。
卵円孔開存(PFO)に起因する若年性脳梗塞の予防治療や、冠動脈バイパス術と頸動脈内膜剥離術の同時施行など、複合的なリスクを抱える患者への対応力は圧倒的だ。両科のトップランナーがディスカッションを重ね、患者一人ひとりの解剖学的特性に応じたオーダーメイドの術式を導き出す。この横断的アプローチが、合併症リスクを劇的に低下させている。