型崩れと色落ちゼロへ!お気に入りの帽子を蘇らせるプロの洗い方
アパレルメンテナンス業界において、洗濯と同じかそれ以上に重要視されている工程が「乾燥」のプロセスだ。劇団四季や有名アーティストの衣装クリーニングを手掛け、独自のノウハウを発信する「洗濯ブラザーズ」や、国家資格を持つクリーニング師たちは口を揃えて「乾かし方で帽子のシルエットが決まる」と指摘する。
洗濯後の帽子を洗濯バサミでつばや頭頂部を挟んで吊るすのは致命的な間違いだ。水分の重みで生地が伸び、不格好な歪みが定着してしまう。プロが推奨するのは、水気を切った帽子のクラウン内部に丸めた乾いたタオルやザル、あるいは小さめのボウルを詰め込み、内側から美しい丸みをキープした状態で平干しする手法だ。
乾燥場所は風通しの良い「日陰」一択である。直射日光に含まれる紫外線は、濡れた状態の染料を急速に分解し、赤茶けた日焼け色あせを引き起こす。サーキュレーターの風を直接当てて短時間で乾燥させるのが、生乾き臭と型崩れを同時に防ぐ最善手だ。