【2026年最新】「シャインマスカットの次」を追う果樹王国の葛藤と進化――気候変動を超えて世界へ飛翔する甲斐路の匠たち
高級ぶどうの代名詞として一世を風靡したシャインマスカット。しかし、国内市場への出回り量が増加したことで価格の平準化が進み、海外市場での競合も激化している。こうした事態を見越し、県内の先進的な栽培農家がいま躍起になっているのが「ポスト・シャインマスカット」となる新品種へのシフトだ。
現在、大きな注目を集めているのは、皮ごと食べられて驚異的な甘みと華やかな香りを併せ持つ「サンシャインレッド」や、赤系大粒種の最新系統である。栽培難易度が高く、熟練の剪定技術と厳格な温度管理を要するこれらの品種は、1房数万円の値がつくことも珍しくない。量から質へ、そして圧倒的な希少価値への完全な転換が始まっている。