大阪・新世界国際劇場|昭和レトロ名画座の知られざる歴史と今
名画座としての魅力を語る上で外せないのが、邦画・洋画の名作に加え、ピンク映画の二本立て上映という独自の編成だ。大手配給会社や日本映画製作者連盟(映連)の主導する大手シネコンチェーンとは一線を画し、独立した独自の興行形態を維持してきた。
成人映画というジャンルは、実は若手監督や撮影スタッフにとって実験的な試みを行う貴重な育成の場でもあった。新世界国際劇場は、そうした多様な映画表現を受け止める懐の深さを持ち続け、多角的な映画ファン層を支えてきたのである。