映画ロケ地と軍港の記憶!舞鶴赤れんがパーク非公開エリア潜入
1901年、日本海の防備を担う要衝として開庁された舞鶴鎮守府。その初代司令長官を務めたのが東郷平八郎である。彼が指揮を執った時代から、艦艇の修理資材や兵器、魚雷の保管庫として建てられた倉庫群が、現在の舞鶴赤れんがパークの母体となった。
整然と並ぶ倉庫群は、明治から大正期にかけて日本の産業技術が急速に発展した過程を雄弁に物語る。イギリス積みと呼ばれる頑強なレンガの組み方、小屋組に見られるトラス構造など、当時の最先端技術が随所に結実。経済産業省による近代化産業遺産に認定されただけでなく、現存する8棟が国の重要文化財建造物に指定されている事実は、この場所が持つ歴史的価値の重みを裏付けている。