宇宙エンジニアから政界へ|新妻ひできが描く日本の最新政策ビジョン
かつて文部科学省の政務官および副大臣を歴任した際、彼が最も精力を傾けたのが理数系教育(STEM教育)の抜本的強化と若手研究者の支援環境の整備だった。政策解説の場において、日本の研究力の低下に対する懸念を繰り返し表明している。
日本の若手研究者が任期付き雇用に追われ、腰を据えて研究に没頭できない現状への危機感は極めて強い。ポスドク支援策の充実や、大学・民間企業間の人材流動性を高めるクロスアポイントメント制度の普及拡大など、具体的かつ実行可能な施策を矢継ぎ早に打ち出してきた。
教育現場のデジタル化や科学技術基盤の再構築に向けた彼のアプローチは、現場の教員や研究者からの信頼も厚い。理念先行の政策ではなく、現場の課題から逆算して法案を組み立てる「ボトムアップ型の文教行政」を体現している。