伝統の継承と最先端が同居する早稲田大学3号館、利活用の現在地
歴史的ファサードの保存と地上14階・地下2階の高層化を両立させた「早稲田大学3号館再開発プロジェクト」。これは、都市型大学における敷地の狭隘化と機能拡張を同時に解決した画期的な事例だ。狭小な空間をいかに有効活用するかという難題に対し、構造工学とデザインの技が冴え渡る。
現代のキャンパス建築に求められるのは、防犯性や耐震性だけではない。自然光を効率よく取り込むアトリウム構造や、通風を制御するダブルスキン外壁など、環境負荷を低減する技術が随所に盛り込まれた。先進的な都市建築のモデルケースとして、国内外から視察が絶えない。