竹内まりや「駅」カバー特集!中森明菜の原点と最新解釈を徹底解説
昭和歌謡のエッセンスと、のちに世界を席巻することになるシティポップの先駆け的な洗練さ。楽曲「駅」はその両面を併せ持つ稀有な立ち位置にある。悲哀を前面に出した歌唱も、哀愁を内に秘めたシティポップ的なアプローチも成立する柔軟さこそが、カバーソングとしての寿命を途方もなく長くしている理由だ。
演歌歌手からロックバンドのボーカリスト、さらには海外のR&Bアーティストに至るまで、ジャンルを跨いだ歌い手たちが挑んできた。悲しみに沈む歌声もあれば、過去を静かに包み込むような温かなソウルフルなアプローチもある。メロディの骨格が圧倒的に強固だからこそ、歌い手の個性を鮮やかに浮き彫りにする鏡となってきた。