専門店を凌駕する完成度!大手3社が競い合う極上和菓子の衝撃
大手3社による開発競争は、今まさに最高潮を迎えている。それぞれのブランドが掲げる哲学と、店頭で放つ存在感は驚くほど対照的だ。
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが展開する「セブンスイーツ」は、素材の輪郭を研ぎ澄ませた正統派の極致を行く。看板商品の豆大福を一口かじれば、赤えんどう豆のしっかりとした塩気と、キレのある上品な粒あんの甘みが鮮やかに広がる。新作の抹茶わらび餅では、熱湯で練り上げる伝統製法を踏襲し、圧倒的な口どけと宇治抹茶本来の心地よい苦味を両立させた。開発チームが「小豆の皮の厚さまで指定して買い付けている」と語る通り、素材の素性を活かしきる姿勢にブレはない。
対する株式会社ローソンは、「Uchi Café」ブランドの強みを活かした和洋折衷のモダンなアプローチで他を圧倒する。生どら焼きに見られる、軽やかなホイップクリームと瑞々しい粒あんの黄金比。隠れた名作として愛好家の間で囁かれる「もち食感ロール」の和フレーバーシリーズは、吸い付くような生地の弾力と滑らかなクリームの調和が計算し尽くされている。乳製品を扱い慣れたローソンだからこそ到達できた、コクと軽快さの共存だ。
独自の切り口で存在感を増すのが、株式会社ファミリーマートの「ファミマルSweets」だ。ファミマが注力するのは、一口目の分かりやすい美味しさと圧倒的な食感の心地よさ。新作の生大福では、外側の求肥を極限まで薄く柔らかく仕立て、中のクリームとあんが同時に舌の上でとろける設計を追求した。さらに、みたらし団子のタレには再仕込み醤油を使用し、後味のキレと香ばしさを際立たせるなど、日常の満足感を一段引き上げる仕掛けが光る。