制作費1億ドルの極秘大作が始動、ハリウッドと配信巨頭の勝算
戦場は劇場だけにとどまらない。動画配信サービス各社の加入者獲得競争が飽和状態を迎える中、コンテンツの「質」による差別化が生き残りの絶対条件となっている。
ワーナー傘下のHBO Max(Max)が良質なドラマシリーズと劇場直結の大型IPで強固なブランド力を誇示する一方、Netflixは「劇場クオリティの映画を独占配信する」という力技で対抗する。加入者の解約を防ぎ、SNSでのバズを独占するためには、何十本もの凡作よりも、世界中で話題を独占する1本の特大ヒットが不可欠だ。1億ドルという投資は、プラットフォームの威信をかけた防衛線でもある。