創設110年目の臨界点:ポスト司忍「7代目山口組若頭」の座を巡る警察当局とアンダーグラウンドの極秘攻防
2015年に始まった神戸山口組との分裂劇は、事実上の終息を迎えたと見る専門家が多い。かつての「血で血を洗う抗争」は沈静化し、経済的な兵糧攻めによって本家側が圧倒的な勝利を収めた形だ。この勝利を決定づけたのが、現主流派である「弘道会」の圧倒的な資金力と組織力だった。
次期体制においても、この弘道会主導の流れが維持されるのか、あるいは他派閥とのバランスを取るために新たな融和策が採られるのか。内部の力学は非常に複雑だ。直参(直系組長)たちの間では、すでに水面下での多数派工作が完了しているとの見方もある。