緊迫の永田町で動く市民連合!野党共闘を揺るがす極秘協定の全貌
理念の共有と同じくらい過酷なのが、泥臭い候補者一本化の作業だ。「野党共闘プロジェクト」として各地で進められる選挙区調整は、まさに仁義なき戦いの現場と化している。参院選の1人区において、与党の強力な組織力に対抗するには一本化が絶対条件だ。しかし、誰を降ろし、誰を立てるか。地方組織の意地と中央の計算が正面衝突する。
「東京の机上で決めた理屈など、地元では通用しない」。ある地方組織の幹部は怒りを隠さない。長年地域で汗を流してきた地方議員にとって、党派を越えた一本化は自らの政治生命を削る行為に他ならないからだ。市民連合の地域組織が間に入り、タウンホールミーティングを重ねて有権者の合意形成を図るものの、感情のしこりを完全に消し去ることは容易ではない。この現場の軋みを乗り越えられない限り、中央の華々しい合意も砂上の楼閣に終わりかねない。