歴代最高はどの試合?日本代表の熱狂と配信激変が暴く衝撃データ
2002年の日韓大会当時、人々はリビングルームのテレビに集まり、家族や友人と肩を組んで声援を送っていた。メディアの選択肢は地上波放送にほぼ限定されており、視聴者の視線は一本の太い光ファイバーのようにテレビ受像機へと集中していた。
対照的だったのが、2022 FIFAワールドカップ カタールである。グループリーグのコスタリカ戦では世帯42.9%という高視聴率を叩き出したものの、深夜帯に行われたスペイン戦やドイツ戦の地上波数値は20%台から30%台前半にとどまった。この落差に、地上波メディアの現場には緊張が走った。だが、その裏で起きていたのは視聴者の離脱ではなく、視聴行動の完全な分散だった。
人々はリビングを離れ、自室のタブレット、通勤途中のスマートフォン、あるいはSNSの実況スレッドを開きながら観戦するスタイルへとシフトしていた。単一の指標でお茶の間の熱狂を測る手法そのものが、時代の変化に追いつかなくなっていたのだ。