デクVsかっちゃん宿命の激闘!勝敗の行方と二人の絆が導く最終章
二人の関係は、決して最初から対等なライバルだったわけではない。同じ町で育った幼馴染でありながら、そこにあったのは絶対的な「追う者」と「追われる者」の構図だった。
爆豪勝己は幼い頃から誰もが認める天才で、周囲からの称賛を一身に集めていた。一方の緑谷出久は、社会の大多数が持つ「個性」すら授からなかった少年。だが、どれほど見下されても、デクの瞳から「かっちゃん」への憧れと、ヒーローとしての本能が消えることはなかった。川に落ちた爆豪に無条件で手を差し伸べたあの瞬間から、二人のギアは歪み始めたのだ。
爆豪にとって、その無邪気な手差し伸べこそが屈辱だった。自分の強さを脅かす「底知れなさ」への恐怖。それが攻撃性となってデクに向けられる。憧れと劣等感が複雑に絡み合ったまま、二人は雄英高校の門をくぐることになる。