プロが教えるパーカーイラスト作画術!フードの立体感とシワ攻略
脱・初心者を目指す上で最大の壁となるのが、フードの「厚み」と「落ち感」の表現だ。ペタッと平面的になりがちな原因は、首元から肩にかけて生地が描く三次元の空洞を意識できていない点にある。フードは背中に単にぶら下がっているのではない。頸椎のカーブに沿って倒れ込み、布の重みで立体的なフリルや折り返しを作るのだ。
ここで命運を分けるのが服のシワ表現である。肘の曲げ伸ばしによって引かれる引っ張りシワ、ウエストのリブ上にたまる布の「たわみ」。厚手の裏起毛なら丸みを帯びた大ぶりのシワになり、薄手ナイロンなら鋭い稜線を描く。布地の厚みと張り感を見極め、引き算のラインで描くこと。これこそが、プロの作画テクニックにおける最大の秘訣だ。