【現地ルポ】「有事は明日かもしれない」2026年、台湾が全住民を巻き込む巨大軍事訓練に踏み切った舞台裏
2026年の演習で最も注目を集めているのが、安価なFPV(第一人称視点)ドローンを大量投入した都市型防衛演習だ。ウクライナ戦線で証明された小規模ドローン戦術を台湾軍は猛スピードで吸収した。
台北郊外の廃ビル群では、兵士たちがゴーグルを装着し、時速100キロ以上で滑空するドローンを敵装甲車のダミーへ急降下させる訓練が繰り返されている。また、敵の電磁波妨害(ジャミング)を回避するためのAI自律飛行アルゴリズムのテストも行われた。物量で勝る相手に対し、テクノロジーと地理的優位性をいかに組み合わせて打撃を与えるか。これが現在の台湾防衛の核心にある。