インフルA型とB型はどっちがきつい?症状の違いと大人が長引く理由
「A型とB型のどちらがきついか」という問いに対して、医師の多くは「人によって苦痛を感じるポイントが違う」と回答します。両者のウイルスは構造や標的とする体内組織の傾向が微妙に異なっており、出現する病態に明確なコントラストが存在するためです。
インフルエンザA型は、感染から発症までのスピードが極めて速く、半日から1日足らずで38度〜40度を超える高熱へと跳ね上がります。悪寒で身体の震えが止まらなくなり、背中や腰、関節がきしむような激痛に襲われるのが典型的なパターンです。体力のある人でも身動きが取れなくなるほどの強烈な一撃を見舞うのがA型の辛さと言えます。
一方でインフルエンザB型は、熱の立ち上がりが比較的緩やかで、37度台の微熱にとどまるケースも珍しくありません。その代わり、嘔気・腹痛・下痢といった胃腸炎のような症状を伴いやすく、食事が喉を通らない状態が何日も続きます。さらに平熱に戻った後も強いだるさやふらつきが残り、すっきり完治するまでに1週間以上かかることも多いため、「じわじわと体力を削られる精神的なきつさ」においてはB型の方が過酷だと感じる患者が少なくありません。