池袋ウエストゲートパークの衝撃!長瀬智也と伝説の裏側を徹底解剖
石田衣良の原作小説に登場するマコトは、どちらかといえばクールで観察眼に優れたトラブルシューターだった。だが、脚本の宮藤官九郎と演出の堤幸彦が長瀬智也という素材に出会ったことで、キャラクターは野性味と温かさを併せ持つ唯一無二のストリートヒーローへと変貌を遂げる。「めんどくせぇ!」と吐き捨てながらも、困っている人間を見捨てられない不器用な優しさ。長瀬の持つ圧倒的な華と、どこか少年のような無垢さが役に命を吹き込んだ。
演技論など吹き飛ばすような身体性。長瀬はただそこに立っているだけで、池袋のストリートカルチャーそのものを体現していた。当時のファッションシーンにも計り知れない影響を与え、彼が劇中で着用したオーバーサイズのシャツやスニーカーは即座に完売。役柄と本人のカリスマ性が完全に同化していた稀有な例と言える。