1日45分睡眠で12年生きる男の真実。「ショートスリーパー堀大輔」のメソッドと、科学が挑む「睡眠常識」崩壊の2026年
一方で、医療専門家たちの見解は一貫して冷ややかだ。睡眠医学の専門家らは、短時間睡眠が長期間にわたって身体に及ぼす致命的な影に対して強い警鐘を鳴らし続けている。
科学的には、遺伝子レベルで短時間睡眠に適応した「ナチュラル・ショートスリーパー(DEC2遺伝子の変異などを持つ人々)」が存在することは周知の事実だ。だが、その割合は全人口の1%未満に過ぎない。医学界の主流派は、堀氏の指導するメソッドについて「過度なアドレナリン分泌やストレス応答によって睡魔を麻痺させているに過ぎず、長期的には心血管系や免疫系に重大な損傷を与える」と指摘する。自覚症状がないまま脳機能が損なわれる「睡眠負債」の潜在的リスクも大きな議論の対象だ。