2026年、アルプスの玄関口に異変。「大町 駅」周辺で始まっていた静かな街歩きブームと地元住民の本音
「排気音のない静かな街で、澄んだ空気と山々のダイナミズムを体感してほしい」。地元でEVモビリティ事業を立ち上げた30代の起業家はそう語る。2026年に入り、地域全体で取り組む脱炭素化のプロジェクトが本格的な結実を見せ始めた。駅前を発着する主力観光バスの一部は、すでに水素燃料電池車(FCV)へと順次切り替わっている。
騒音と排気ガスを抑えた交通インフラの導入は、環境意識の高い欧米のハイカー層から絶大な支持を得た。静かに山裾へ向かって走り去るバスの姿は、環境負荷を最小限に抑えたい地域社会の意志そのものを映し出している。