【2026年最新獣医療】愛猫の「息」に潜むサイレント Sos:放置すると危険な歯周病と最新オーラルケア最前線
口臭と一口に言っても、そのにおいの質によって疑われる原因は大きく異なります。
生魚が腐ったような強い生臭さや生ゴミのような臭いがする場合、最も疑われるのは進行した歯周病や歯肉炎です。歯垢の中に繁殖した細菌が揮発性硫黄化合物を産生し、強い異臭を放ちます。放置すると歯ぐきから出血したり、歯が抜け落ちたりするだけでなく、激しい痛みのために食欲が減退してしまいます。
一方、アンモニア臭やおしっこに近い臭いが漂う場合は注意が必要です。これは腎機能の低下により、本来尿として排出されるべき老廃物や尿素が血液中をめぐり、吐息として漏れ出しているサインかもしれません。特に高齢猫に多く見られる慢性腎臓病の重要症状の一つです。また、甘酸っぱい果物のような臭いがする場合は糖尿病のケトアシドーシスが疑われます。においの変化にいち早く気づくことが、早期発見の命綱となります。