財務事務次官を巡る権力闘争!霞が関の頂点が握る日本財政の未来
数ある中央省庁の中で、なぜ財務省が「省庁の中の省庁」と恐れられるのか。その答えは極めて明快だ。すべての国家プロジェクトの生殺与奪の権を握る「予算査定権」を独占しているからにほかならない。
約60万人に及ぶ国家公務員の頂点に立つ財務次官だが、その大半は主計局の出身者で占められてきた。主税局や理財局も重要ポストではあるものの、予算編成を通じて各省庁に睨みを利かせる主計局のエース街道こそが、事務次官への絶対的な王道ルートとされてきた歴史がある。日本の政治経済を根底で動かしているのは、選挙で選ばれた議員だけではない。数字の冷徹さと緻密な論理で武装した官僚集団が、実質的な舵取りを担ってきた。