函館本町スナック探訪!地元民が愛する名店と失敗しない夜の歩き方
函館の夜を語る上で、五稜郭停留場周辺の存在は外せない。行政機関や金融機関、オフィスビルが密集するこのエリアの裏手には、道南随一とも評される高密度な飲食街が広がっている。居酒屋で旬の海鮮を味わった後、吸い込まれるように雑居ビルへと向かう人の流れは、本町の日常的な光景だ。
かつて市電の結節点として栄えた歴史とともに、本町は独自のナイトカルチャーを育んできた。若者が集うカジュアルなバルや昔ながらのバー、そして数十年続く老舗のスナックバーまでが同じビル内に共存する。多様な飲食業態が重なり合うこの街並みこそが、函館の夜を飽きさせない最大の理由だろう。
チェーン店の進出によって画一化が進む地方都市が多いなか、本町には店主の顔が見える個人店が色濃く残る。階段を上り、少し古びた看板に灯る明かりを頼りに進む時間は、まるで昭和の面影を残す迷宮を歩くような高揚感をもたらしてくれる。