おしん田中裕子が放つ圧倒的凄み!過酷な撮影裏話と現在の真実
『おしん』の熱波は日本国内にとどまらなかった。アジア、中東、中南米、アフリカなど、世界80カ国以上で放送され、各地で爆発的な「Oshinブーム」を巻き起こした。イランでは放送時間帯に街から人通りが消え、エジプトでは停電で放送が中断した際に暴動寸前の抗議が起きたほどだ。
貧困、格差、家族の離散、そして再生。田中裕子が演じたおしんの姿は、開発途上にある国々の人々にとって自らの苦難と重ね合わせる普遍的な希望のシンボルとなった。言語や文化の違いを軽々と飛び越え、世界中の心を鷲掴みにしたのは、彼女の感情表現が極めて純度の高いヒューマンドラマの核を突いていたからに他ならない。
言葉が通じずとも、眼差しの力だけで絶望と決意を語る。田中裕子のノンバーバルな表現の深さは、海外の映画監督や演劇人からも「世界水準のメソッド」として絶賛されることとなった。