パークドーム熊本完全ガイド!混雑回避と予約の裏ワザ徹底解剖
この建物を語る上で、日本の現代建築史における金字塔としての側面を見過ごすことはできない。熊本県庁が主導し、世界的建築家の磯崎新がコミッショナーを務めた先駆的プロジェクト「熊本アートポリス」。その中核事業として1990年代に結実したのが本施設である。設計を手掛けた建築家・柳澤孝彦は、阿蘇の柔らかな山稜と対話するかのような優美な曲面フォルムを創出した。
単なるハコモノではない。この屋内多目的ドーム施設は、巨大なスパンを支えるトラス構造と半透明の膜材によって、昼間は人工照明をほとんど使わずに十分な照度を確保する。風の通り道まで綿密に計算されたエコデザインは、竣工から30年近くが経過した現在もなお、色褪せるどころか持続可能な公共建築の先駆例として国内外の視察が絶えない。