知らないと損する国民審査の仕組み!罷免の基準と後悔しない選び方
裁判官を職から解く手続きには、国民審査のほかに裁判官弾劾裁判所による罷免が存在する。両者の違いを混同してはならない。
弾劾裁判は、重大な非行や職務上の義務違反があった裁判官を、国会議員で構成される裁判所が裁く懲戒手続きだ。私生活の著しい不正や汚職など、明白な違法・非行行為が対象となる。
一方、国民審査は倫理的な非行の有無を問う場ではない。法解釈の方向性や司法判断の妥当性そのものを、有権者が政治的・法的に評価する制度だ。法的判断の内容を理由に司法官を職から退かせる権限は、国会にも内閣にもない。ただ国民だけが、この国民審査を通じて司法に直接チェックを入れる解雇権を握っている。