ロキソニンが効かない頭痛の正体は?痛みが引かない理由と受診の目安
一口に頭痛といっても、大きく分けて「緊張型頭痛」「片頭痛(偏頭痛)」「群発頭痛」の3大慢性頭痛があり、それぞれアプローチが大きく異なります。
ロキソニンが効かない偏頭痛に悩む方は非常に多いのが実情です。片頭痛は脳の血管拡張と三叉神経の興奮によって起こるため、軽症時を除き、炎症を抑えるだけの市販鎮痛薬では抑えきれません。中等度以上の発作には、拡張した血管を収縮させ三叉神経からの炎症物質放出を抑える片頭痛専用のトリプタン製剤(エレトリプタンやスマトリプタンなど)や、最新の受容体作動薬の処方が必要です。
首や肩のこり、精神的ストレスが引き金となる緊張型頭痛の治し方としては、筋肉の血流改善やストレッチ、入浴による温熱療法が基本となり、ロキソニンも一定の効果を示します。しかし、慢性化した緊張型頭痛では筋弛緩薬や抗不安薬のアプローチが中心となります。
さらに「目の奥をえぐられるような激痛」が特徴の群発頭痛に対しては、群発頭痛へのロキソニンの効果はほぼ期待できません。発作の進行スピードが極めて速いため、医療機関で処方される高濃度酸素吸入やスマトリプタン皮下注射などの専門治療が不可欠です。