ブラックファミリアの豪華キャスト陣!怪演が光る相関図と裏設定
新堂家の前に立ちはだかる絶対的な壁、早乙女家の女帝・早乙女麗恵を演じたのが筒井真理子だ。名門の品格をまといながら、その内側に底知れぬ傲慢さと狂気を飼い慣らす怪演は圧巻の一言に尽きる。
家族の体面を守るためならば他者の人権など塵芥のように踏みにじる麗恵の冷徹さは、観る者の倫理観を激しく揺さぶる。板谷由夏と筒井真理子が対峙するシーンの緊迫感は、まるで刃物を持たない殺し合いだ。セリフの間、わずかな視線の揺らぎ、唇の引きつり一つで優劣が入れ替わる息詰まる攻防は、熟練の演技派同士だからこそ成立した奇跡的な名場面といえる。