湯気立つ路地裏の名店と銀幕ロケ地!食通が潜入する魅惑の裏ルート
「東洋一のサウンド・マシーン」ことクレイジーケンバンドの横山剣が奏でる音楽には、いつもこの街の匂いと湿度が溶け込んでいる。彼が長年愛し、歌詞やエッセイでもたびたび描いてきたのは、大通りの華やかさの裏にある、少し煤けた路地裏のリアルなかっこよさだ。
昭和のレトロな港町風情と、極彩色のチャイニーズカルチャーが衝突して生まれる独特のグルーヴ感。横山剣が愛飲する茶藝館の片隅や、ふらりと立ち寄る中華粥の名店には、時代に流されない本物の男の色気が漂う。その美学を追体験するように裏道を歩けば、街の風景がまるでヴィンテージなレコードのように豊かな音を奏で始める。