昭和・平成を揺るがした「視聴率女王」の光と影:細木数子の巨額ビジネスと真偽をめぐる検証
1990年代から2000年代にかけて、日本のテレビ番組は細木数子なしには成り立たない時期があった。彼女の最大の特徴は、慈愛に満ちた助言ではなく、相手の弱みや未来への不安を執拗に突きつける威迫的な語り口にあった。
「先祖の供養が足りない」「このままでは不幸になる」といった言動は、視聴者に強烈なインパクトを与える一方で、典型的なマインドコントロールの手法ではないかとの批判を当時から集めていた。相手に死や不幸を予言して心理的窮地に追い込み、自身の提示する解決策に従わせるプロセスは、現代の霊感商法のスキームと酷似していたとも指摘される。