ボロネーゼとミートソースの決定的な違い!プロが明かす肉の真実
一方のミートソース(日本の洋食)は、海を渡って日本人の味覚に合わせて独自進化を遂げた奇跡のローカルフードだ。第二次世界大戦後、進駐軍を通じてアメリカ軍の兵糧であったスパゲッティ・ボロネーゼ風の料理が伝わったことがきっかけとされる。
それを家庭の味へと決定づけたのが、高度経済成長期の食品産業の台頭だ。1959年にカゴメ株式会社が国産初の缶詰入りミートソースを発売。続いてキユーピー株式会社なども家庭用パスタソース市場へ参入し、甘味と酸味が調和した親しみやすい味わいを全国の食卓へ定着させた。白米文化で育った日本人の口に合うよう、醤油やみりん、ケチャップを加えた甘めの仕立ては、今や喫茶店や給食の定番として独自の地位を不動のものにしている。